先日、友人のご家族のお父様がガンで亡くなられため葬儀に参列してきました。
この友人家族は、当店で家族写真を撮影しに来てくれていて、葬儀会場にはその写真が飾られていました。
40代になると急に身近な人達の「死」に遭遇する機会が増えるといいますが、40代を迎えようとしている私はこれを少しずつ実感しています。
若い頃に、私達より上の世代の人たちが話していた内容がだんだん現実味を帯びてくるということは当然私も年を重ねているということだと実感します。
同世代の方々なら実感しているはず(笑)
アラフォー世代は子育て、社会的責任世代の最も激しい世代だと思います。
若い頃(10代)は、30代、40代ってよく分からずイメージが無かったように思います。
サラリーマンなどの社会的イメージもだいたい、50代か60代の現役を終えようかというう人たちのイメージだった気がします。
今思えば、色々なことが忙しすぎて、外に発信する人が少ない世代なのかなと思います。
特に家庭持ちで子育てをしている人は。
そんな時代(時間)があっという間に通り過ぎて、気がつけばアラフィフから還暦へ。
これはネガティブな意味で書いているのではなく、本当に文字通り人生は「あっという間」なんだということです。
しかしだからといって自分の過ごしてきた時間を後悔などする必要はなく、生きて人生を刻んでいるだけで本当に素晴らしいのだと思います。
人間って、なにかを成すために生まれてくると言いますが、その中核が、「家庭を持ち、子どもたちをしっかり育て上げる」事なんだと思います。
それ以外の社会的成功なんてオマケでしかない。
人の写真を撮影して残す仕事である私の仕事は、まさにこのためにあるのだと実感する葬儀の瞬間。
故人を振り返る方法は写真や映像しかありません。
それを見返した瞬間に、それに伴う出来事や香りや感触まで思い出すこともあります。
写真が残っているということは、それがどんな事であれ自分に必要だから残っているのだと思います。
残さなければ残らない。
「惜しむもの」ではないという事ですね。
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